2007年7月28日(土)
オルカを目撃
22日に沖縄で5頭のオルカが目撃されたようです。生息されると推定される700頭のうちの5頭でしょうか。しかし目撃した人はラッキーでした。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-25703-storytopic-5.html
太平洋側の黒潮のオルカの生息数を調査し生息数が多いので捕獲しても大丈夫だということがわかれば捕獲申請を出しと、、ありますが、「多い」とは、何を根拠に、また具体的に何頭ぐらいのことを想定されているのでしょうか?ということですが、ご存知のように現在は学術目的以外の捕獲はできません。太地町においてはオルカの捕獲はその時の町長の考え方によると思います。現町長は捕獲をかなえたいということです。現町長とくじらの博物館長の考え方は前に掲載した一般質問のとおりです。
1997年にこれにより6頭が捕獲されている。ということについては水産総合研究センターに電話をいれたところM氏(M氏はオルカ担当なのでしょうか)が対応してくれました。10年前の太地では確か10頭を追い込みそのうち5頭を選別して水族館に運び、あとの5頭は逃がしたと私は認識しているのですがそうではないのですかと聞くとM氏はもう一度調査してみて間違っているのなら(6頭を5頭に)訂正するということでした。数週間しても訂正されないのなら再度電話をいれてみましょう。
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美熊野政経塾
: 2007年7月29日(日) 10:27
2007年7月26日(木)
耐震化補助は個人の資産形成か?
6月議会において平成18年度一般会計補正予算案(専決処分の承認)の審議がありました。その中で耐震診断で要改修と診断された木造住宅を改修するのに県が30万円、町が30万円を補助する耐震改修事業予算3件分180万円の全額補助事業の減額が提案されました。町当局の提案理由説明を聞くと申込者がゼロだったとのこと。
申込がないと言うのはそれなりの理由があります。太地町も例外ではありませんが高齢者の一人暮らしが多く、その人たちの大多数は老朽化した住宅に居住しています。年金暮らしの収入で数十万円の出費はとても負担しきれません。
全額減額して予算をゼロに戻すより、積立てて1人あたりの補助金を増やすなり工夫が必要ではないでしょうか?こう提案すると総務課長は、「これ以上の補助額は個人の資産形成になるのでは」と何とも驚くべく見解。天災による被害を何と思っているのでしょうか?人の生命にかかわる問題です。
新潟中越沖地震の被災地では「避難所生活」から次の段階の「仮設住宅の建設」が始まったとテレビの報道で見ました。地震が来る前に倒壊を防ぐほうが公費の負担も少なくて済みます。
東南海地震が起こる確率が日に日に高くなり町民の不安も日に日に昂ぶってきています。被害を最小限に抑え、一人でも多くの人が助かるよう行政の使命は重要です。
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美熊野政経塾
: 2007年7月26日(木) 21:32
オルカ入門(2)
オルカの生息数が気になり水産庁のHPを訪れた。HPの資源評価の中に国際資源の持続的な利用と適切な保存・管理のためという箇所がある。そこに平成18年度国際漁業資源の現況という独立行政法人水産総合研究所のデータが出てくる。54番目がシャチである。資源量は調査中、資源動向は増加となっている。おかしいではないか。何で資源量は調査中なのに資源動向は増加となるのか。データを見てみると資源量が調査中のもので資源動向が増加となっているのはオルカだけなのである。しかし鯨類を資源というのには何か違和感がある。鯨類は資源量ではなく生息頭数と見直すべきではないだろうか。最後の表を見ると管理目標・現在の水準維持、資源状態・北西太平洋で1600頭(うち房総から北海道周辺で900頭)、オホーツク海で721頭と推定、とある。それでは房総から南西側(沖縄付近までだろうか)には700頭しかいないということになる。太地の人口の1/5である。房総から南西側の広大な太平洋に700頭しかいないとなると太地沖のオルカを捕獲していいのかという疑問を持つ。このデータの中に私がおかしいなと感じる箇所が何箇所かあった。今回は2箇所紹介する。
1つは一番大事な資源状態である。西部北太平洋における本種の生息頭数(ここでは生息頭数となっている)は、太平洋側が目視調査時の他種との発見比率から約1600頭と推定されているほか、とある。他種との発見比率からということはどういうことなのであろうか?それに他種とは何であろうか?本当に曖昧な数字である。M氏が言うとおり日本ではオルカの総合的な調査はなされていないようだ。このような状態でオルカの捕獲許可が出されもしオルカのが捕獲されたとなると今回はこの小さな町で何かとんでもないことが起こりそうで心配である。
もう1つは現在は、学術調査用の特別捕獲のみ認められており、1997年にこれにより6頭が捕獲されている。とある。しかし確かこのときは10頭の家族を追い込みアドベンが3頭、博物館が1頭(クーちゃん)、三津シーパラが1頭(アスカ)の5頭を水族館用として選別しあとの5頭は逃がしたと記憶している。このデータでは6頭を選別し、4頭を逃がしたということになる。あとの1頭はいったいどこへ消えたのか?世界のどこかで飼育されているのだろうか。それともデータが間違っているのだろうか。非常に気になる。
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美熊野政経塾
: 2007年8月6日(月) 20:28
2007年7月24日(火)
オルカ入門
オルカについて勉強するならこの本を読んでは、と知り合いに薦められ「オルカ入門」(エリック・ホイト著、佐藤晴子訳)という本を読んでいる。北アメリカ大陸の北西岸地方のオルカについて書かれた本である。オルカについてこの本で知りえたことはオルカは定住型(レジデント)と通過型(トランジエント)に分かれどちらの型も家族(ポッド)で生活をしているということ。定住型のオルカはいくつかの家族が集まって個体群(コミュニティ)を形成していること。ポッドは、ともに4世代に及ぶ血縁関係の“家族”が拡大した群れで、ともに暮らし移動すること。鳴音の研究では「ダイアレクト(特有の鳴音“方言”)」の存在が明らかになりどのポッドも皆それぞれ数個〜数十個の特徴的なレパートリー(定型の鳴音のセット)を持っていることなどオルカについてはいろいろ勉強になる。
太地町においては昭和46年から昭和62年ごろまでに約50頭のオルカを水揚げし、水族館飼育用として昭和51年より平成9年までに19頭のオルカを捕獲している。ちなみに捕獲されて現在存在するのは博物館が名古屋港水族館に貸している「クーちゃん」と三津シーパラの「アスカ」それに博物館の「波ちゃん」の3頭である。私の議会でのオルカについて勉強していないのではないかという質問に博物館館長はその通りでございますという答弁をした。捕獲申請が出されオルカを捕獲するかどうかを判断するのは水産庁だからそのようなことは知らなくてもいいというような無責任な態度でなく公共団体として捕獲申請を出す限り水族館でどのような研究をするのかというより先に太地沖のオルカの生息数を調べることのほうが大事なことのように思う。遠水研のM氏も太地沖のオルカは南から上ってきているものか北から下がってきているものかわからない。オルカについては総合的な調査を行っていないということである。熊野灘でオルカを目撃したなら連絡してほしいというようなことを各漁協やホエールウォッチング業者にお願いすることもできるはずである。まず何年かかけて国と町と民間が協力し太平洋側の黒潮のオルカの生息数を調査し生息数が多いので捕獲しても大丈夫だということがわかれば捕獲申請を出し、生息数に絶滅の危険性があるということがわかれば捕獲申請を出さないということが公共団体としてとるべき態度ではないかと「オルカ入門」を読んでいて思った。
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美熊野政経塾
: 2007年7月24日(火) 20:30
2007年7月19日(木)
水産業を核とした太地町総合振興計画書
町は平成17年度に「水産業を核とした太地町総合振興計画書」なるものを(財)漁港漁村技術研究所というところと約700万円で随意契約し作成してもらいました。鯨体処理場の設計もプロポーザルという方式で、この財団が約900万円で担当しました。計画書の一部を紹介します。
鯨体処理場を兼ねた衛生管理型荷捌施設の整備が最優先プログラムで第1市場については今回解体するとともに、一部を鯨体処理場、一部を衛生管理対応の沿岸もの荷捌所として再整備する。
現在町を始め関係者により取り組まれている太地産鯨肉の消費活動、とりわけ小学校給食需要拡大に向けてのさまざまな活動を、衛生管理への積極的な取り組み情報を付加することでさらに活発化する。
町では、太地産の鯨肉の消費拡大に向けて、小学校等の学校給食需要を掘り起こすための情報発信や各種食に関するイベント等を実施しており、関係者の良い感触を得ている。等々です。
町は、衛生管理型荷捌所ができれば「太地産の鯨肉」を学校給食に使うような計画です。しかし学校給食での「太地産鯨肉」の使用と、地方公共団体が「鯨体処理場」を建て、「太地産の鯨肉」に携わる愚かさに、多くの町民が早く気づかなければなりません。
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美熊野政経塾
: 2007年7月19日(木) 09:03
2007年7月14日(土)
汚染の可能性のある鯨肉を輸出か?
最近私たちはゴンドウ鯨の肉を日本が中国か韓国に輸出しているかもしれないという情報を入手し、さっそく経済産業省に電話を入れて聞いてみました。
担当者は「今のところそのようなことはない」ということでしたが今年3月、太地町の民間企業が中国へのゴンドウ鯨の肉の輸出申請書を提出してきたと言うことです。
申請書類に不備があり提出者に戻したがその後再提出されていないとのことですがやはりそのような動きはあったのです。このとき書類に不備がなければ、或いは再提出がされていれば、汚染された可能性のある鯨肉が中国に輸出されていたかもしれません。
私たちの最近の調査では太地産のゴンドウ鯨の肉には厚生労働省の暫定規制値を大幅に超えた水銀が含まれていることがわかっています。今、中国からの輸入キクラゲ等に、食品衛生法にもとづく残留農薬基準値をこえた有害物質が含まれているとマスコミなどでは大騒ぎしていますが、太地の業者は水銀汚染されている可能性のある太地産の鯨肉を輸出しようとしていたのです。
ふと思ったのですが、本当に書類に不備があったのでしょうか。不備があれば修正して提出しなおすはずです。今年のIWC会議を考えてみてください。今回の日本の主張は「日本の沿岸捕鯨は先住民捕鯨と同じようなもので鯨が獲れないからその地域の人たちは困っている消費もその地域に限るから認めてほしい」ということでした。しかし太地からの鯨肉を輸出しようとした事は、それを根底から覆してしまうものではないでしょうか?輸出を許可すればIWC会議での主張に矛盾が生じるため水産庁が輸出とめたのではないでしょうか。
このような行為を見てもIWC会議において太地町などの沿岸捕鯨基地が「鯨が獲れなくて困っているんだ」というウソがわかると思います。なくてはならない大事な鯨肉を外国にまで輸出しようとしているのですから少なくとも太地町の多くの住民は鯨肉がなくても困っていないと言えるのです。
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脊古佐登史・漁野尚登・山下順一郎
: 2007年7月14日(土) 09:48
2007年7月9日(月)
シャチのクーちゃん
名古屋港水族館へ2003年10月から貸出されているシャチの名称はクーちゃんと言います。今年2月私たちが名古屋港水族館を訪れた時はたいへん元気にしていました。この水族館に来る前、つまり太地のくじらの博物館にいるときは、生命の危機もあったように聞きます。これほどまでに元気でいるのであれば、私たちも太地へ戻ることなく、名古屋港水族館においてもらうのが一番良いのではないかと思います。
しかし、太地のくじらの博物館は経営状態が良くありません。そこで少しでも良い条件で借りてくれるところを探しています。もちろん中国も視野に入れています。クーちゃんと同時に捕獲された仲間がいた白浜アドベンも借入の申込みがあったように聞いています。私たちはクーちゃんの幸せを第一に考えたいですね。
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脊古佐登史・漁野尚登・山下順一郎
: 2007年7月10日(火) 08:44
IWC総会参加無駄遣い旅費
三軒一高町長、三原勝利IWC捕鯨全面禁止絶対反対太地町連絡協議会長、海野好詔住民課長、櫻井敬人くじらの博物館学芸員、小関前和歌山県教育長の計5名が参加した今年の第59回IWC年次総会の参加旅費の開示請求を行いました。町当局は今年3月議会での予算説明では4名参加で192万円と説明していました。
三軒一高町長、海野好詔住民福祉課長の航空運賃・諸経費、宿泊料、日当等合計で1人819,943円。櫻井敬人くじらの博物館学芸員のそれは493,946円でした。櫻井氏は途中から合流のため若干少なくなっていますが、それにしても恐れいる金額です。これに太地町から関西空港までのガソリン代、高速道路通行料は他の科目から支出されています。
町当局は3月議会の予算説明の時、4人で192万円の予算を計上したと言っていましたがすでにこの3名の旅費で合計は213万円になっています。また、三原勝利IWC捕鯨全面禁止絶対反対太地町連絡協議会長と小関前和歌山県教育長の旅費はこの協議会へ太地町からの助成金で使われています。何と言う無駄遣いでしょう!!!
どことも合併しないで単独で生き抜くことをえらんだ年間予算規模30億円足らずの小さな町がこんな無駄遣いばかりしていて良いのでしょうか?今年のIWC年次総会は太地町にとって何の収穫もなかったと言うのに。
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脊古佐登史・漁野尚登・山下順一郎
: 2007年7月9日(月) 19:35
シャチのターちゃんのブログとは
タカオさんコメントありがとうございます。今後とも町行政に対していろいろなご意見をお寄せ下さい。ご質問にありました「シャチのターちゃんのブログ」ですが、美熊野政経塾が紙面だけの時に、このブログから色々たくさん町政についてのご意見等が発せられていました。もちろん「美熊野政経塾」だけでなし、「たいじ民報」や「ひろば」についてもです。私たちには参考になる事柄がたくさんあります。タカオさんも一度見てみてください。今後とも「美熊野政経塾」をよろしくお願いします。
作成者
脊古佐登史・漁野尚登・山下順一郎
: 2007年7月9日(月) 11:07
2007年7月8日(日)
鯨肉汚染問題
シャチのターちゃんのブログ読ませていただきました。この問題は皆さんたいへん関心が深いようです。特に幼稚園・小・中学校のお子さんを持つ父母の方々は「え!くじらに水銀が?知らなかった!」と一様に驚きの声があがっています。早く「美熊野政経塾紙面版」で知らせて欲しい。お隣の那智勝浦町にお住まいの方が、うちの町も新聞折込みして皆に欲しいと言ってきているほどです。
一方では町の産業の行く末を心配している方々もおられる事も事実です。私たちは伝統捕鯨を無くすことが目的でこの問題を取り上げたのではありません。日本の国民のみなさんが食の安全に非常に敏感になっている昨今、沿岸のくじらが汚染されているのではないかと言われているなかで、私たちもその実態をほとんど掴んでいませんでした。
しかし、昨年、鯨追い込み漁で捕獲されたゴンドウくじらの肉が学校給食に出されたということを知り、一度私たちの目で確かめようということになり、厚生労働省の検査登録機関に検査を依頼したところ、厚生労働省の定める暫定規制値を超す値が検出されました。
厚生労働省はPCBで0.5ppm、総水銀で0.4ppm、メチル水銀で0.3ppmと規制値を定めています。私たちが検査した結果は、総水銀が4.0ppmと6.39ppm、メチル水銀が3.1ppmと3.6ppm、PCBは0.27ppmと0.66ppmでした。PCBの0.27ppmだけが規制値をクリアしただけで、他はすべてにおいて規制値の10倍から16倍、特にメチル水銀はこれまで厚生労働省が検査した最大値を超える値が検出されています。
今回検査したゴンドウくじらの肉は直接学校給食に使われたものではありませんが、同種類の鯨肉です。この肉は新宮市内と太地町内のスーパーで市販されていたものです。昭和48年、当時の厚生省は暫定規制値を超える魚介類(鯨類を含む)が見つかった場合は、廃棄するか販売を自主規制するなど適切な指導をするよう各都道府県、政令指定市に通知を出しています。
子供たちの成長を阻害することがないよう、また町民、国民のみなさんの健康に害を及ぼすことがないよう、私たちはこの事実をしっかり見つめていきたいと思います。
作成者
脊古佐登史・漁野尚登・山下順一郎
: 2007年7月8日(日) 21:12