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2007年7月14日(土)

汚染の可能性のある鯨肉を輸出か?

 最近私たちはゴンドウ鯨の肉を日本が中国か韓国に輸出しているかもしれないという情報を入手し、さっそく経済産業省に電話を入れて聞いてみました。
 担当者は「今のところそのようなことはない」ということでしたが今年3月、太地町の民間企業が中国へのゴンドウ鯨の肉の輸出申請書を提出してきたと言うことです。
 申請書類に不備があり提出者に戻したがその後再提出されていないとのことですがやはりそのような動きはあったのです。このとき書類に不備がなければ、或いは再提出がされていれば、汚染された可能性のある鯨肉が中国に輸出されていたかもしれません。

 私たちの最近の調査では太地産のゴンドウ鯨の肉には厚生労働省の暫定規制値を大幅に超えた水銀が含まれていることがわかっています。今、中国からの輸入キクラゲ等に、食品衛生法にもとづく残留農薬基準値をこえた有害物質が含まれているとマスコミなどでは大騒ぎしていますが、太地の業者は水銀汚染されている可能性のある太地産の鯨肉を輸出しようとしていたのです。

 ふと思ったのですが、本当に書類に不備があったのでしょうか。不備があれば修正して提出しなおすはずです。今年のIWC会議を考えてみてください。今回の日本の主張は「日本の沿岸捕鯨は先住民捕鯨と同じようなもので鯨が獲れないからその地域の人たちは困っている消費もその地域に限るから認めてほしい」ということでした。しかし太地からの鯨肉を輸出しようとした事は、それを根底から覆してしまうものではないでしょうか?輸出を許可すればIWC会議での主張に矛盾が生じるため水産庁が輸出とめたのではないでしょうか。

 このような行為を見てもIWC会議において太地町などの沿岸捕鯨基地が「鯨が獲れなくて困っているんだ」というウソがわかると思います。なくてはならない大事な鯨肉を外国にまで輸出しようとしているのですから少なくとも太地町の多くの住民は鯨肉がなくても困っていないと言えるのです。

作成者 脊古佐登史・漁野尚登・山下順一郎 : 2007年7月14日(土) 09:48