美熊野政経塾

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2007年12月29日(土)

シャチの捕獲に対する反対表明

私たちは先に開かれた議会の一般質問においてシャチの捕獲に対して正式に反対を表明しました。理由は下記のとおりです。
*希少種であること
*日本沿岸での生態や個体数がわかっていないこと
*このシャチの研究には莫大な費用を要することが予想され、それによってくじらの博物館経営が成り立たなくなる恐れがあること
*10年前よりも大きな社会問題になる恐れがあること

この11月23日に東京海洋大学においてシャチ研究者や水族館関係者などによって『シャチの現状と繁殖に向けて』と題するシンポジュームが開かれました。これは1997年に太地で捕獲された5頭のシャチ(4頭はすでに死亡)の10年を振り返り、その成果を検証するとともに日本沿岸でのシャチの現状も報告するというものでした。

シャチに関しては学術研究以外の捕獲は禁止されています。太地町長はシャチを捕獲するんだと公言しています。捕獲はシャチの研究をしたいという施設が学術研究書を提出しそれを水産庁が認めて初めて捕獲許可がおります。水産庁はその許可をおろすかどうかは学識者等の会議で決めてもらうということです。学識者等とは11月23日に開かれたシャチのシンポジュームの実行委員長や座長のことを言うのでしょうか。

そうなれば問題があります。

シンポジュームの実行委員長は加藤秀弘教授です。
加藤氏は今年4月1日より太地町の水産専門委員をしています。この専門委員というのは新しく今年からできた委員で私たちは何をしているかわかりません。1回1万円ということで年3回相談事に応じるそうです。太地町水産専門委員として平成19年度太地町ノルウェー交流事業の視察に参加しています。もちろん旅費等は太地町もちで約90万円です。ちなみに飛行機はビジネスクラスです。今年の4月には中国スポーツ交流事業としても視察に参加していますがこちらの費用は自費か大学だということです。くじらの博物館は東京海洋大学との共同研究負担金として2年間で300万円を支出しています。東京海洋大学側の代表者は加藤氏です。この300万円についてはどのように使ったかいま東京海洋大学に開示請求中です。

作成者 美熊野政経塾 : 2007年12月31日(月) 16:58

シャチの捕獲に対する反対表明(2)

第1部シャチの資源動向と生態の座長は大隅清治氏です。
大隅氏は平成17年度から太地町立くじらの博物館の名誉館長に就任しました。年額18万円の報酬をもらっています。この方もくじらの博物館名誉館長としてノルウェー交流事業の視察に参加しています。旅費等はこちらはくじらの博物館もちで約100万円です。

第2部の飼育下におけるシャチ研究と繁殖の座長は吉岡基氏です。
吉岡氏はくじらの博物館の顧問として年額12万9千円の報酬をもらっています。この方は博物館の顧問を古くからしている人です。

第3部のシャチ研究(公募ケーススタディ)の座長は内田栓三氏です。
内田氏もくじらの博物館の顧問として年額12万9千円の報酬をもらっています。この方は平成17年度から顧問に就任しています。

以上のようにシャチのシンポジュームを仕切ったこの人たちは太地町との関係が非常に深いということがお分かりになると思います。水産庁がどのような基準で委員を選考するかわかりませんが、もしこの4人が選ばれるとするとシャチの捕獲は完全に認められることが予想されます。

最後に鯨のことなら何でもわかる!鯨ポータル・サイトのクジラTOPICS11月シンポジューム〜シャチの現状と繁殖研究にむけてには最前列の机に大隅氏(太地町立くじらの博物館名誉館長)、諸貫氏(水産庁捕鯨班班長)、太地町長の3人が並んで写っています。この場面を見ても上記の予想がかなりあたっておりシャチ捕獲についてはただ手順を踏んでいるだけの出来レースであるということがいえるのではないでしょうか。

作成者 美熊野政経塾 : 2007年12月29日(土) 21:00